リモートマシンのX アプリケーションを利用するには



X Window Systemのアプリケーションでは、プログラムを実行するマシンと、表示や入力を担当するマシンを別にする事が出来ます。

説明の環境
<手許マシン(Xserver) : s3380v@applitips.com>
<遠隔マシン(Xclient) : gateway@applitips.com>

XWindowSystemにおいて、Xserverとはgraphicの表示や、ユーザー入力の受け付け機能を提供するサーバーを指します。
実行中のプログラムがXserverに画面に描画を依頼すると、Xserverがそれに応じて描画します。
つまり、XWindowSystemでは手許のマシンがX serverであり、遠隔地でプログラムを実行するマシンが、X clientになります。


手順

1. XWindowの起動
2. .Ktermなどのターミナルエムレータ-から、xhostコマンドを入力。
引数はXアプリケーションを実行するリモートマシン名。
これにより、指定されたマシンが手元のマシンにXでの接続を許可される。

$ xhost +gateway.applitips.com
(+記号はデフォルトで省略可能か?)

hostsやDNSが正しく設定されてない場合は、IPアドレスを直接指定する事が可能。
3. telnetなどでリモートマシンにログインして、表示装置の設定をする。

export DISPLAY=ss3380v.applitips.com:0.0

環境変数DISPLAYの引数は、マシン名:ディスプレイ番号.スクリーン番号

普通は表示装置は1台なので、マシン名:0.0となる。

4. アプリケーション(例えば電卓xcalcなど)を実行する。