FTPやTELNETサーバーとして設定する


LinuxでFTPサーバーやTELNETサーバーの管理をしているサービスはinetdというデーモンです。
inetdがクライアントからの要求に応じて、FTPサーバーやTELNETサーバーを起動させています。
inetdはインストール後のデフォルトの状態で、システムに常駐していますが、そのままでは、
どのサービスプログラムの起動も許可していません
。ディストリビューションにより、違いが有るかもしれませんが、
TurbolinuxWorkstation6.0ではそうなっています。
FTPやTELNETのサーバーとしてクライアントからアクセスを可能にするには、設定を変更する必要があります。

inetdの設定ファイル(/etc/inetd.conf)
# はコメント行です。一番左の項目が、受付するサービス名です。
/etc/lilo.conf は変更後、/sbin/lilo を実行し、ジェネレートする必要がありますが、
ined.confは変更後、再起動すれば有効です。

接続を許可する相手を記述するファイル(/etc/hosts.allow)
許可するサービス名とホスト名(IP-adress,domain)を記述します。

接続を許可しない相手を記述するファイル(/etc/hosts.deny)


<FTPサーバーとして設定するには>
1・/ect/inetd.confのftpの行がコメントになっているので、#をはずす。

2./etc/hosts.allow に許可したいサービスと許可する相手を記述する。 <example1> ALL : 192.168. :allow
Network addressが192.168で始まる全てのクライアントに全てのサービスを許可する
<example2> in.ftpd,in.telnetd : ALL : allow
3./etc/hosts.deny に許可しないサービスと許可しない相手を記述する。
/etc/hosts.deny には標準で全て許可しない記述があり、
その状態で/etc/hosts.allow に記述があるもののみが許可されます。
両方の設定ファイルに記述が無いホストは、許可されます。
この仕組みでセキュリティーを確保しています。

FTPについて詳しく知るには : http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/FTP.html