JAR コマンド


JAR FILEを扱うためにJDKではjarコマンドが用意されています。
このコマンドでZIP FILEも解凍したり、解凍せずに格納されれいるファイル名を表示することが可能です。
(JAR FILEは圧縮形式にZIP形式を採用しています。)
コンソール画面から"jar" + Enter Keyでjarコマンドのオプションが表示されます。

jarコマンド

    jar [ options ] [manifest] destination input-file [input-files]
<option> [c] 新規に書庫ファイル(アーカイブファイル)を作成する。 [u] 既存の書庫ファイル(アーカイブファイル)を更新する。 [t] 書庫ファイルに格納されているファイル名の一覧を表示。 [f] 書庫ファイルのファイル名を指定する。 [v] コンソール(標準出力)上に処理の履歴を表示。 [x] 書庫ファイルから格納されているファイルを取り出す。 [m] マニフェストの内容を記述したファイル名を指定する。 これ以外にも有ります。

使用例

(ex.)  1. 書庫ファイルに格納されているファイル名の一覧を表示する。
            jar ft sample.jar 
           sample.jarという名前のアーカイブファイルに格納されたファイル名の一覧を表示する。

       2. 新規に書庫ファイルを作成する。
            jar cvf classes.jar Hello.class World.class
            Hello.class World.class の2つのファイルから classes.jarと言う名前のアーカイブファイルができる。 

       3. 新規に書庫ファイルを作成する。
            jar  cvf  classes.jar  *.class
            カレントディレクトリに有る全てのクラスファイルをclasses.jarと言う名前のアーカイブファイルにする。

       4. 新規に書庫ファイルを作成する。
            jar  cvf  classes.jar  ./javadir
            ディレクトリjavadirに有る全てのファイルをclasses.jarと言う名前のアーカイブファイルにする。

       5. 新規に書庫ファイルを作成する。
            jar cfm classes.jar  Manif.txt  Hello.Class  World.class
            マニフェストの内容をManif.txtに記述して作成する。

       6. Jarを解凍する。
            jar  xvf  classes.jar

       7. すでに有るJarのマニフェストをMani.txtを使って更新する。
            jar  ufm  classes.jar  Mani.txt