Jarファイル


Jar は Java ARchive の略で、 複数のファイルをZIP形式のファイルにまとめるために使います。
開発したアプリケーションを配布する場合には Jar形式にまとめておくのが便利です。

特徴

1. Java アプレットをJarにまとめることで、APPLETの実行に必要なファイル(IMAGE FILE等)を1つのHTTPセッションでDownloadできます。
2. Jar にパッケージ化するアプリケーションのソースコードは、そうでないほかのソースコードと変わりありません。
3. Jar形式の状態からアプリケーションを起動できます。
4. Jarの中は、クラスファイルのほかに「マニフェスト・ファイル」と呼ばれるテキストファイルや、署名ファイルをつけ加えることができます。
   Jarファイル自身の情報を記述するファイルはMETE-INFディレクトリーに配置されます。
マニフェスト・ファイルには、アーカイブに含まれる個々のファイルについての情報を記述します。

詳しくはhttp://java.sun.com/j2se/1.3/ja/docs/ja/guide/jar/index.html
を参照してください。このページもここを参照して記載しています。

HTMLのAPPLETタグ

作成されたAPPLETをJarファイルにして使う時のHTMLタグです。サーバ上の Jar ファイルは archive パラメータによって識別されます。

    <applet code=Animator.class 
      archive="jars/animator.jar"
      width=460 height=160>
      <param name=foo value="bar">
    </applet>

以前からある CODE=myApplet.class パラメータも、依然として必要であることに注意してください。 CODE パラメータは、従来と同じく、
実行が開始されるアプレットの名前を識別します。

Jarファイルの作成概要

JAR アーカイブ内のどのファイルがアプリケーションの開始点となるかを、起動コマンド(jar command)が認識している必要があります。
つまり起動コマンドは、どのファイルがmain method を持っているかを認識する必要があります。
アプリケーションの開始点を指定するには、JAR ファイルのマニフェストに次の書式の行を記述します。
(appletはmainメソッドが無いのでHTMLタグの中で指定)

Main-Class: <class name>

Example

        クラスファイル     :Hello.class  World.class
        Jar               :HelloWorld.jar
        補助ファイル       :Manif.txt

       1.TEXT FILEの用意
         Main-Classをマニフェストに作るため、1行のTEXTを用意します。
           (:と"Hello"の間にスペースが無いとJAR FILE作成時にエラーになるようです。)
      Main-Class: Hello 
2.Jar File 作成 JAR ファイルの作成時に、このTEXT FILEの内容をJARファイルのマニフェストに取り込むことができます。
コマンド jar cfm HelloWorld.jar Manif.txt Hello.Class World.class
3.実行
java -jar HelloWorld.jar